ベビーサークルの悪影響って!?メリット・デメリットや選ぶコツも紹介!

ベビーサークルアイキャッチ

先日、9か月の男の子のママから、こんなご質問をいただきました。

9ヶ月の男の子ママ
生後9か月の男の子です。

最近になってものすごいスピードでハイハイができるようになって、まったく目が離せなくなりました。

チェアに座らせても身を反らせて泣いて嫌がるし、食事の用意にも困っています。

トイレに行くこともできません

ベビーサークルの購入を検討していますが、良くないと言う人もいます。

悪影響とかありますか?

今まで使った事がないものの購入を検討する時、悪い噂を聞くと気になりますよね?

今回は、このご質問について考えてみたいと思います。

幸子
9か月かぁ。

ハイハイって歩いてるよりずっとスピードが出るのよね。

9か月だと、まだ言い聞かせるってこともできないから、一番大変な時よね。

ベビーサークルを使った時の悪影響ってどんなもの!?

ベビーサークル トップ

ベビーサークルの悪影響とは?

9~10ヶ月のハイハイ時期のお子さんをもつご家庭では、ベビーサークル、ベビーゲートなどの使用を一度は考えるのではないでしょうか?

それほど広くはない我が家(私や、私の周りの家庭ではってことですが・・・)。

確かに、危ないものを片付け、触られたくないものは手の届かないところに置き、開けられたくない引き出しにはストッパーをつけ・・・ることができたらいいですよね?

ママがちゃんと努力してこまめにおウチを片づければいいってことは・・・

えぇ、えぇ、わかってます。

でも、そうはできない事情だっていろいろありますよね?

そんな時にあったらいいなーと思うのが、ベビーサークルやベビーゲートですが、先ほども触れたように、実は賛否両論あります。

賛成意見は、もちろん、安全、安心、ということなのですが、反対意見の中には次のような悪影響があるから、という見方があるのです。

ベビーサークルの悪影響
  • 「狭い場所」に入れられていると運動能力の発達を阻害する
  • 「長時間」入れておくと自由な好奇心が育たない

「狭い場所」に、「長時間」入れておくと悪影響がある、ということですね?

ここで指摘されているように、動くこともできないほどに狭いところに、もしも一日中入れられていたら、大人なら運動不足になります。

まだ運動能力が備わっていない赤ちゃんだったら、運動能力を伸ばすことができなくなってしまうでしょう。

また、赤ちゃんの

  • 「見て」
  • 「聞いて」
  • 「触って」

という旺盛な好奇心を満たすことができず、知育や精神の面でも問題がありそうです。

狭い場所に長時間入れられておかれる、というのは誰だって嫌だよなぁ。

そう考えると、確かに悪影響だね。

だけど、そんなに長い時間使わなければいいんじゃない?

幸子
私も、そう思うわ。

第一、そんなに影響があるほどに長時間、利用したら、子どもが嫌がって大泣きするからムリね!

「悪影響」と言われる根拠は?

確かにそれほど長時間使わなければ、そこまで大きな悪影響にはならなそうですよね。

また、広さについても、いろいろなタイプの商品がありますので、一概にベビーサークルが悪いとは言えません。

ところで、「悪影響」と言われる具体的な根拠は、何があるかご存知ですか?

一説によると、日本でも育児書で人気の、バートンホワイト博士の言葉とも言われています。

3歳までの養育の大切さを説いたバートンホワイト博士が

「子どもが十分な知的発達・身体発達を遂げている家庭ではベビーサークルを使った経験が少なく、ベビーサークルは赤ちゃんの好奇心にこたえるには狭いのではないか」

と問題提起しているというのです。

ただし、これについては、どこかの書籍の一部に記載されているのか、講演等でそのように伝えられているのか、残念ながら確認することはできませんでした。

色々な考え方があるとは思いますが、ひょっとするとアメリカと日本ではベビーサークルの意味合いが違うのかもしれません。

一般的に、アメリカでは一戸の住宅の面積が広くて各自の個室も確保されており、子どもが小さいうちから個室を与えられる傾向があります。

一方、日本では、ある程度の年齢になって個室が与えられることはありますが、子どもが小学校に上がるまでの子どもは、親とほぼベッタリくっついていることが多いように思います。

つまり、アメリカで言う

「ベビーサークルに赤ちゃんを入れる」

というのは

「ほぼ放置している」

ということを意味していて、日本では赤ちゃんをベビーサークルに入れている間に

「赤ちゃんに安全空間を確保して、親が他の大事な用を済ませる」

というような意味で捉えているとも思えます。

皆さんはどのようにお感じになりますか?

今回、先輩ママや知人にも聞いてみましたが、なんだかかわいそう、という意見はありましたが、明らかな根拠はありませんでした。

とはいえ、赤ちゃんを「狭い場所」に「長時間」入れておくことは、何らかの悪影響はあると考えるのが自然ですね。

としたら、なるべく「狭い場所に、長時間」入れておかないように、工夫して使ってみてはいかがでしょうか?

それでは次に、使っている先輩ママたちが感じるメリットやデメリット、使い方の工夫などについて、もう少し詳しく見てみましょう。

ベビーサークルを使うメリット・デメリットと選び方のポイント

メリットとデメリット

現実的なメリットとデメリットをまとめてみました。

【ベビーサークルを使うメリット】
  • 赤ちゃんの生命やケガを予防し、安全が確保できる
  • 危険な場所(キッチンやAVの電源周り)、引き出し等を触られなくて済む
  • 赤ちゃんが自分でドアを開けれるようになった時に、玄関まで行くのを防げる
  • 一時的に子どもの様子が見えづらい時などにも安心
  • 少しでも、安心できる時間があることで、ママのストレス軽減
【ベビーサークルを使うデメリット】
  • かなりスペースを取られる
  • 入ることを極端に嫌がる子や、一緒に入りたがる子だと意味がない
  • 使用期間は長くて2歳くらいまでで、その後の処分に困る
  • 先ほど見てきたように、かわいそうという見方をされることがある

ベビーサークルを使うメリットは、なんといっても、赤ちゃんの安全を確保できることでしょう。

この安心感は何ものにも代えがたいです。

もちろん何事も行き過ぎは良くありませんが、様々な配慮よりも、まず安全、安心の確保が大事だと思います。

特に9ヶ月くらいになって、ハイハイも上手になり、スピードも早くなってくると、ちょっと目を離した時に、段差から落ちたり、入ってほしくないところに入ってしまったり、開けてしまったり、とほんの一瞬の油断がとんでもないことになることもあります。

もちろん、赤ちゃんと一緒に暮らすママ、パパが赤ちゃんを常に見守っていることは大切ですが、一瞬の隙は当然あるものです。

また、目を離してはならない、というママ、パパのストレスも大変なものなのではないでしょうか?

一方のデメリットを見てみると、スペースの問題も大きいようです。

それなりのスペースをとらないと、赤ちゃんがかわいそう、ということを考えると、リビングのうち、それなりの広さをベビーサークルに明け渡すことになりそうです。

また、買って設置してみたものの入るのを嫌がる子もいます

そのあたりは、ベビーサークルの商品の選び方によって、ある程度クリアできることがあるかもしれません。

ベビーサークルを選ぶポイント

それでは、どのようなベビーサークルを選べばいいのでしょうか?

ベビーサークルを選ぶ場合のポイントについて、まとめてみました。

購入される際には、参考にしてくださいね。

素材の種類
  1. プラスチック製・・・軽くて扱いやすい。おもちゃがついていたり、カラフルなものも多い。パーツを足して拡張できるものもある。
  2. 木製・・・デザイン性があり、インテリアになじむ。ただし赤ちゃんが噛んでしまうことがあるので、様子を見る必要あり。パーツを足して拡張できるものもある。
  3. メッシュ製・・・軽くて持ち運びできるので、不要な時は片づけることができる。中の広さが狭いことと、拡張性がないのがデメリット。
広さの選び方
  1. 設置する部屋に置けるサイズかどうか、
  2. どの程度の広さで子どもを遊ばせたいのか、
  3. 必要に応じた拡張性はあるのかなどをチェック
強度はどうか
  1. 子どもはいつだって全力なので、赤ちゃんも大人が考える以上に力持ち。赤ちゃんが寄りかかったり、押したりしてもズレないか安定性の確認が必要。
  2. 赤ちゃんが少し大きくなると柵を乗り越えてしまうので、高さもチェック
折りたたみが必要か
  1. ほとんどのベビーサークルが組み立て式で、分解して保存はできる
  2. ただし出し入れをしょっちゅうする人の場合は、折りたたみ式のものを選ぶ方が無難
ドアの有無
  • ドアがついているものが多い
  • ドアがあると便利だが、子どもが内側から開けてしまう可能性もある。
  • 逆に、ドアがないと不便だが、ドアの開閉スペースが不要、子どもが勝手に開ける心配がないというメリットもある。
オススメのベビーサークル


幸子
今度、友だちが買おうって言ってたから、教えてあげよう。

 

まとめ

 

  • 「狭いと運動能力の発達を阻害する」「入れっぱなしはよくない」などの悪影響や「なんだかかわいそう」という見た目の悪印象もあるが、使い方によって大きなメリットがある
  • 利用のメリットは、特にハイハイ期以降の赤ちゃんのいる家庭にとって、「赤ちゃんの安全を確保」しつつ、「他の家事やトイレ」「ママの育児ストレスの軽減」ができること
  • ただし、長く1人で入れっぱなしにしないこと、子どもの様子をよく見て使い方を工夫することが大事
  • 最後に、購入を迷っているママ、パパへの先輩ママからのアドバイスをご紹介します。
購入を迷っているママへ、先輩ママよりアドバイス
  • 反対する人もいるけど、私は気にせず使いました。安全が一番
  • 使用期間が限られるし、大きいので、利用するならレンタルでもいいと思う
  • ベビーゲートの設置が可能なら、そちらも検討を。赤ちゃんの移動範囲が広くなるし、突っ張り棒などを使って安く手作りも可能
  • うちでは、ベビーベッドの床面を下げて、サークル代わりに使いました
  • 大きくなって、サークルに入るのを嫌がりだしたら、逆に触ってほしくないものを囲って使った
  • 最初はベビーサークルとして使い、嫌がりだしたら解体してベビーゲートとして使用
  • ベビーサークルはあれば便利だけど、なくてもどうにかなる!という意見も

ママやパパにとっては、子どもの安全が一番!

いろんな方法を工夫して、毎日の赤ちゃんとの生活を楽しんでくださいね!

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