0歳から2、3歳までによく見られる奇声。
「子どもだから仕方がない」
「何か訴えかけているんだろうな」
と思ってくれる人もいる一方で
「うるさい」
「親は何をしているんだ」
と、奇声に対して嫌な気持ちを持つ人もいます。
我が子が、公共の場で奇声をあげてしまったら、イライラしてくることもあるでしょう。
大声で叱りたい気持ちになることもあるでしょう。
しかし、その気持ちをグッと抑えて
「何故、我が子は奇声をあげているんだろう」
と、一度考えてみて下さい。
きっと、何を伝えたいのかが見えてくるはずです。
少しでも参考になればと思い
- なぜ奇声をあげるのか
- やめさせるにはどうしたらいいのか
についてお話していきます。
目次
なぜ奇声をあげるのか?
子どもが奇声をあげるには、必ず何かしらの原因があります。
理由もわからずに叱ってしまうと、自分の気持ちを伝えることに苦手意識を覚えてしまう可能性があります。
やめさせる前にしっかりと、奇声をあげる理由について確認していきましょう。
何か伝えたいこと、察してほしいことがある
まだ話すことが出来ない赤ちゃんは、奇声をあげることで自分の気持ちを周りの人に伝えようとします。
不安な気持ちや、不快感を訴えているのだと認識しましょう。
自分の声を聞くのが楽しい
耳が十分に発達してきた赤ちゃんは、自分の声を認識するようになってきます。
その声を聞くのが楽しくて、奇声のように聞こえる大声をだすことがあります。
自分の感情を言葉で表現できない
言葉を話せるようになってきた2、3歳の子どもでも、奇声をあげることがあります。
その場合は、何か自分にとって都合の悪いことがあるけど、それを言葉に表すことが出来ない・伝えることが出来ないでいる可能性があります。
そのようなときに、奇声をあげて【もどかしさ】を周りに伝えようとしている可能性があります。
確かに、何か嫌なことがあったときに奇声をあげることが多かったような気がします。
奇声をやめさせるには?
奇声をやめさせる上で一番やってはいけないことは、叱ることです。
先ほどもお伝えしたように、奇声をあげるということは、必ず何かしらの原因があります。
原因が分かったところで、その状況に合わせた対処法をお伝えします。
赤ちゃんの状態をよく観察する
不快感で泣いているのか、何か不安なことがあって泣いているのか、状況によって対応は変わってきます。
顔を赤くして泣いている場合は不快感を訴えていることが多いです。
そのような場合は、お腹が空いていないか、オムツが汚れていないか、体温調節が上手に出来ているかを確認するようにしましょう。
それ以外にも、人がいっぱいる・初めての場所で不安で奇声をあげることもあります。
そのような場合は、周りの環境を改善することで、奇声をやめさせることが出来ます。
大声を出すのはダメなことだと伝える
自分の声を聞いて楽しんでいる赤ちゃんは、まだ自分の声量の調整が出来ません。
また、自分の発している声が大きいかどうかを理解していないので、「今出している声は、大きい声だからダメだよ」ということを伝えてあげてください。
言葉で言っても伝わらないので、「シーッ」と小声で話しかけたり、ジェスチャーをしてダメということを伝えて下さい。
それで奇声をやめた場合は、たくさん褒めてあげましょう。
それを繰り返すことで、赤ちゃんは声の大きさの調整が出来るようになってきます。
赤ちゃんは褒められることでママ・パパが喜んでくれていると感じ、奇声をあげるのをやめるようになります。
優しく話しかける
言葉が話せるのに奇声をあげる子どもは、言葉にならないもどかしさを奇声をあげることで解消しようとしています。
その為、意味もわからず「うるさい」と叱ってしまうと「ママ・パパはわたしの気持ちを分かってくれないんだ」と思ってしまいます。
そのようなときは、優しく話しかけてあげてください。
「どうしたの?」「なにかあったの?」と、ひとつずつ問いかけることによって、自分の気持ちが整理できてきて奇声をやめるようになります。
【自分の気持ちを言葉で伝えることが出来る】ようになった子どもは、奇声をあげることはなくなるでしょう。
子どもが奇声をあげるのは何故?その理由とやめさせる方法を紹介! まとめ
- 子どもが奇声をあげるには、必ず理由がある
- 何か伝えたいこと、察してほしいことがある
- 自分の声を聞くのが楽しい
- 自分の感情を言葉で表現できない
- 奇声を無理にやめさせるのは良くない
- 理由を理解したうえで、状況に合わせた対処法を行う
- 赤ちゃんの状態をよく観察する
- 大声を出すのはダメなことだと伝える
- 優しく話しかける
子どもだから奇声をあげるのは仕方がないことですが、そのように周りの人全員が思っている訳ではありません。
奇声をあげるということは、何かを訴えかけている状態です。
仕方がないこと、と考えすぎないようにしながら、我が子に寄り添って奇声をやめさせてあげることが重要です。
今は辛い時期かもしれませんが、奇声も今だけのものだと割り切って前に進んでいきましょう♪