「ママ友カースト」こんな言葉を耳にしたことはありますか?
ドラマや漫画の世界の話では?
そう思いたいところですが、
実は保育所や幼稚園に通うママ友達の間で繰り広げられている
現実というのだから驚きです。
これから入所や入園を控えているママ達にとっては、不安の種ですね。
「ママ友カースト」の現状と、対処法について一緒に見ていきましょう。
「ママ友カースト」の階級とは?
「ママ友カースト」とは、ママ友において見られる序列のことを
身分制度になぞらえて呼んだ表現です。
その序列つまり階級は、夫の年収や共働きかどうか、夫の役職や
子どもの能力で決まるようです。
それをまとめると、このようになります。
階級 | 条件・立場 |
1番(ボスママ) | セレブ・お金持ち・タワーマンション最上階 |
2番 | “ボスママ”の取り巻き・子沢山・地元民 ・美人 |
3番 | 一般的な家庭のママ達 |
4番 | お金持ちでない・変わり者 |
ママ達の間に”階級”があるなんて心が痛みますね。
「ママ友カースト」の実態は?
もちろん、すべての保育所や幼稚園に「ママ友カースト」が
あるわけではありません。
「ママ友カースト」が存在する保育所や幼稚園で
起きている実態についてママ達の体験談から見ていきましょう。
“ボスママ”は新入りのママ達にマウンティング(相手を見下し、
相手より優位に立とうとする言動)をしかけ、
“取り巻き”を従えてママ達を支配しようとします。
セレブグループに入ってしまうと、ママ友のランチが週2、3回あり、
毎回予算が5千円と金銭感覚に付いていけませんでした。
セレブママ達は、裕福なので共働きに否定的です。
子どもがいる前で、「共働きじゃ、お子さんがかわいそうね」と
言われた時はさすがにきつかったです。
運動会の場所取りで、「ママ友カースト」が発揮されます。
“ボスママ”と”取り巻き”の場所は暗黙の了解で決まっていて、
そこに知らずに踏み込んでしまうとどかされてしまいます。
“ボスママ”はいつも”取り巻き”を引き連れています。
“取り巻き”はいつも”ボスママ”のご機嫌を取っています。
一番注意すべきは”ボスママ”ではなく”サブボスママ”?
「ママ友カースト」で最も階級が上とされる”ボスママ”
しゃなりしゃなりと”取り巻き”を引き連れて歩く姿は目を引きます。
しかし、威張り散らしている”ボスママ”よりも用心すべき存在がいるというのです。
それは2番手の”サブボスママ”です。
ママ達の体験談から、その実態を見てみましょう。
私の幼稚園の”ボスママ”は、旦那さんが会社役員で、いつも威張っています。
“サブボスママ”は人当たりが良く、ランチに誘われたのでつい気を許し、
“ボスママ”の悪口を言ってしまいました。
すると次の日、”ボスママ”にリーク(情報を漏ら)されていました。
それ以来、幼稚園に私の居場所はなくなり、
肩身の狭い思いをする羽目になっていまいました。
保育園の”ボスママ”の隣にいる2番手の”サブボスママ”
彼女はデキル女で性格も明るく、皆から慕われていました。
しかし、ひょんなことから私は彼女に嫌われてしまいました。
彼女は、自分では手を汚さず、”ボスママ”を上手に操り、
私を誹謗中傷し、悪い噂を広めていきました。
結局、保育園に私たち親子の居場所はなくなり、
保育園を退園するまで追い込まれる羽目になってしまいました。
一見、人当たりの良い”サブボスママ”には注意が必要ということですね。
「ママ友カースト」巻き込まれない為の対策は?
「ママ友カースト」の実態が分かったところで、
次に考えるべきなのはその対処法です。
あなたは「ママ友カースト」のセレブ階級に属したいですか?
それとも、そもそもそんな階級制度に巻き込まれたくないでしょうか?
恐らくあなたは後者かもしれませんね。
「ママ友カースト」の”ボスママ”又はその”取り巻き”階級に
属してしまった暁には、いつ訪れるか分からない恐ろしい”下剋上”(上位から
下位への転落)に怯えながら
生きていかなければならなくなるわけです。
そんな不安定な日々よりは、多くのママ達は地味でも平安な日々を
求めるのではないでしょうか?
そもそも、保育所や幼稚園の主役はママ達ではなく、子どもたちなのですから。
では、一人のママの体験談から教訓を学びましょう。
私は保育園の”ボスママ”に嫌われてしまいました。
他のママ達のように、”ボスママ”に気を遣ってご機嫌を取ることなど
できなかったからです。
“ボスママ”からは、会うたびにきつい言葉をかけられるし、
あいさつしても全く無視でした。
しかし、何を言われても絶対めげずに、笑顔で接し、
大きな声であいさつをしていました。
すると、周りの対応が徐々に変わっていきました。
私を応援してくれるママ達が増えてきて、”ボスママ”の”取り巻き達”まで
私の味方になってくれました。
“ボスママ”はだんだん孤立していき、今ではかつての”ボスママ”としての
風格は見る影もなくなってしまいました。
“ボスママ”にどんなに酷い対応をされても負けない気持ちが
このような逆転劇を生みました。
何をされても負けない気持ちは、周りの人の心を
動かすのですね。
「ママ友カースト」に巻き込まれないためのこんなアドバイスがあります。
- 最初から貧乏スタンスでいると、”ボスママグループ”と関わらないで済む
- ママ友グループにいるメリットとデメリットを考える
- グループに参加せず、マイペースを貫く覚悟でいる
- 「幼稚園のママ友」のように、特定の人間関係に固執せずに、人間関係を広げる
視野が狭まると、自分自身も他の人をランク付けしてしまう危険性がある為
まとめ
- 「ママ友カースト」とは、保育所や幼稚園で繰り広げられる現実
- セレブ階級と平民 階級の決め手は収入や子どもの人数、夫の役職、美貌
- 最も用心すべきは人当たりの良い”サブボスママ”
- 平安な日々を望むなら、必要なのはグループに属さない強さと視野の広さ
本来あってはいけない「ママ友カースト」の実態は凄まじかったですね。
「ママ友カースト」に巻き込まれないようにし、子どもと共に
平和な保育所生活を送りたいものです。
しっかりしておきましょう。