小さい子どもと一緒に外出をするのに、手放すことが出来ないベビーカー。
子どもがある程度大きくなってからも
「歩くのが嫌だ!」
とぐずってしまう時にベビーカーがあれば、とても役立ちますよね。
しかし、ベビーカーは種類によって何歳まで使っていいのかが決まっています。
もし間違った使い方をしていると、ベビーカーが壊れてしまって子どもにケガをさしてしまうこともあります。
今ベビーカーを使っている方も、これから使い始めようか悩んでいる方も、きちんとルールを守って安全に使用することが重要です。
そこで、今回は
- ベビーカーの種類とそれぞれの特徴
- ベビーカーを卒業する時期の目安
について紹介していきます。
目次
ベビーカーの種類と特徴
ベビーカーは、SG基準(基準財団法人製品安全協会が、安全な製品として必要なことなどを決めた認定基準)に基づいて大きく分けてA型・B型の2種類に分かれています。
種類 | A型 | B型 |
使用期間 | 1ヶ月から48ヶ月(3歳) | 7ヶ月から48ヶ月(3歳) |
連続使用時間 | 2時間 (7ヵ月以上の場合は1時間) |
1時間 |
リクライニング | 150度以上 | 100度以上 |
使用者の向き | 対面 | 背面式 |
A型は、生後1ヶ月から使用出来ることもあり、振動吸収のマットが使用されていて、赤ちゃんの体の負担への配慮がされています。
しかし、その分B型と比較するとサイズも大きく、重いものが多いです。
また、値段もB型と比較すると高価になっています。
そんな方には「AB型」がおすすめです。
「AB型」とは、SG基準はA型になりますが、生後1か月から使えるのに、見た目や機能はほぼB型のベビーカーのことを言います。
リクライニング角度は、一般的なB型より深いものが多く、新生児を乗せることを想定した仕様なのに、見た目や機能はほぼB型。
そして、軽くてコンパクトに折りたためるのが特徴です。
さらに、価格も安いものが多いので、早い時期から使いたいけどA型は高くて手が出せないという方にもおすすめです。
しかし、A型と比べると赤ちゃんに振動が伝わりやすいので、首据わり前から頻繁にことはしないほうがいいでしょう。
ベビーカーを卒業する時期は?
ベビーカーに使用期間があることは分かったと思いますが、ギリギリまで使うのかどうか、悩みどころですよね。
どのタイミングでベビーカーを卒業したらいいのか、確認していきましょう。
1人でしっかりと歩けるようになったら
まずは、1人でもふらふらとせずにしっかりと歩けるようになってきたら、徐々にベビーカーの使用頻度を減らしていきましょう。
長時間の移動は、最初からはしんどくなってしまうため、ベビーカーを持っていくことをお勧めします。
そのようなときに、ベビーカーがあったら便利ですよ。
また、子どもの体調が悪い時も無理に歩かすことはやめて、ベビーカーの使用をおすすめします。
ベビーカーに乗るのを嫌がりだしたら
歩けるようになった子どもは、歩くことが楽しくてベビーカーに乗ることを嫌がりだすことがあります。
その場合は、遠慮なくベビーカーの使用をやめましょう。
このような場合も、初めから長時間歩かすことはせず、徐々にベビーカーの使用頻度を減らしていくのがいいでしょう。
しっかりと自分の意志で歩けるようになった子は、歩くことが苦痛ではない子が多いのでスムーズに卒業できることが多いです。
ベビーカーは何歳から何歳まで使える?種類と卒業時期を紹介! まとめ
- ベビーカーは、SG基準に基づいて大きく分けてA型・B型の2種類に分かれている
- 1ヶ月から48ヶ月(3歳)まで使用可能
- 連続使用時間は2時間
(7ヵ月以上の場合は1時間)
- 最も背もたれを倒した状態の角度で150度以上
- 振動吸収のマットが使用されている
- サイズが大きく、重い
- 1ヶ月から48ヶ月(3歳)まで使用可能
- 連続使用時間は1時間
- 最も背もたれを倒した状態の角度で100度以上
- コンパクトのものが多く、軽い
- A型に比べたら安い
- 生後1か月から使えるのに、見た目や機能はほぼB型のベビーカー
- 軽くてコンパクト
ベビーカーの使用は、遅くても3歳前後で控えるようにしましょう。
あまりに長期間乗せてしまうと、歩くのが嫌いになってしまい、大きくなってからも頻繁に抱っこをしないといけなくなるかもしれません。
また、ほとんどのベビーカーの使用期間が最長48ヵ月なので、3歳前後の卒業が一般的にも多いようです。
ベビーカーの卒業を考え出す、2、3歳の時期は、ちょうど甘えたい時期でもあります。
その為、疲れていなくてもベビーカーに乗りたがることもあるかと思います。
そういうときは
「もっと小さい子が乗る物だから、乗っていたら恥ずかしいよ」
と言って、なるべく歩くようにサポートしてあげましょう。
しかし、本当に嫌がっているときは、無理に歩かせる必要はありません。
子どもの成長の段階に合わせて、徐々に歩くことに慣れさせていくことが重要ですよ。