中には夜泣きをしない子もいるようですが
「一晩でいいから、ゆっくり寝たい!」
「子どもの夜泣き、一体いつまで続くの!?」
と、頭を悩ませるママは多いのではないでしょうか。
さらに、ママが毎晩必死に夜泣きに対応する中、パパは隣でイビキをかいている・・・。
よく子どもの泣き声が響く中で熟睡できるなぁ、と思いますよね。
何か月も1人で対応して寝不足が続くなんて、本当に大変だよね。
でも知り合いの新米パパは、まったく夜泣きに気付かないって言っていたよ。
普段は子育てにとても積極的な人なんだけどね。
どうやらそれには、男女の脳の構造に関係があるという研究が進められています。
- 子どもの夜泣きに協力してくれない旦那に、イライラしているママ達へ
- 夜泣きの時期を、どうやって妻と乗り越えるべきか悩むパパ達へ
夜泣きについてまとめましたので、参考になれば嬉しいです。
目次
夜泣きとは?
「夜間授乳期」と「夜泣き」
赤ちゃんが生まれて2~3か月は、夜中に泣いたらおむつを替えて授乳をすれば寝てくれたのに、
いつの日からか何をしても泣き止まなくなった、という経験をしたママは多いようです。
生後2~3か月まではいわゆる「夜間授乳期」と言って、まだ一度に母乳・ミルクを飲めない赤ちゃんが、夜中にも授乳を必要とする時期です。
これを過ぎて
- おむつを替えてもミルクをあげても泣き止まない
- 抱っこで寝たと思って布団に置くと泣いて起きる
- 理由もなく泣き続ける
などといった、「夜泣き」の時期がはじまります。
夜泣きをする・しない、また夜泣きの程度や期間は子どもによって様々ですが、ママは産後の疲労から回復する間もなく、慢性的な寝不足に悩まされています。
なぜ夜泣きするの?
夜泣きの原因は明確にはわかっていません。
- 日中の刺激が影響している
- 睡眠リズムが未熟なため、浅い眠りの時に起きてしまう
- なんらかの不快感、成長痛
- 体内時計が整っていないため
など諸説ありますが、ひとつ言えるのは夜泣きはママの育て方や接し方のせいではないということ。
スキンシップをとったり生活リズムを整えることは大事ですが、それで夜泣きが収まるわけではありません。
決して自分のせいにしなくて大丈夫です。
また、子どもがあまりに激しく泣いていると
「どこか具合が悪いの?」
「泣きすぎて息が止まるんじゃないか?」
と心配になりますが、夜泣き自体にはなんら心配はいりません。
海外では赤ちゃんのうちから子ども部屋に1人で寝かせ、夜泣きしても「そのうち泣き止む」と泣かせておく国もあるほどです。
住環境や世間体が違うので日本ではそうもいきませんが、極端な話、夜泣きに気付かなくても平気なのかもしれません。
なぜ夜泣き中もパパは起きないのか?
子どもが激しく泣いても、起きる気配のない旦那さんを不思議に思ったことはありませんか。
男の脳は子どもの泣き声に反応しずらい、という実験を前にテレビで見たよ。
逆に女性は、自分の子の泣き声を聞くだけで不安を感じて、すぐに駆け付けられるように脳も体も特別な回路が働くんだって。
ほんとにお母さんってすごいなぁ。
だけど脳の仕組みだから仕方ないと言わずに、夜泣きの対応以外にできることはあるよね。
今は共働きの夫婦も多いし、専業主婦だって育児は24時間体制だもんね。
パパは仕事が忙しいから、なんて言ってちゃいけないよなぁ。
女性は妊娠中からお腹の中で子どもを育て、子どもが生まれる時にはすでに母性が備わっていることがほとんどです。
しかし男性は、なかなか父親になったという自覚が芽生えない傾向にあるようです。
脳の仕組みだから・・・
ママのほうが子どもの世話に慣れているし・・・
と諦めてはいけません。
男性も子育て経験を積むことで、次第に子どもへの愛着を感じ、父性が備わっていくと言われています。
ママだって、育児を学校で習ったわけじゃありません。
育児書はたくさんありますが、我が子についてのマニュアルなんてない中、毎日手探りで子育てをしています。
子どもは夫婦2人の子ども。
育児は話し合いながら、夫婦2人で行うべきなのではないでしょうか。
夜泣きの時期を夫婦で乗り越えるには?
”子どもの夜泣きがつらい”
”寝ている旦那にイライラする”
というママ達は、パパに何をしてもらいたいのでしょうか?
また、夜泣きだけでなく
「育児にもっと協力したいけど何をしたらいい?」
と悩むパパへ、ママ達が「これは助かった!」という体験談を集めてみました。
自分を追い詰めないで
夜泣きに付き合うのはもちろん大変ですが、なにが辛いって旦那に気を遣うことでした。
私は育休中だったので、仕事が忙しい旦那を起こしてはいけない、と1人で対応していました。
それがある日、初めて夜泣きをしなかった夜が!
久しぶりに朝まで眠れた~と、スッキリ目覚めたんですが、キッチンの流しには使ったあとの哺乳瓶・・・。
あれ?と思って、起きてきた旦那に聞いたら、トイレに行くのに起きた時子どもも目覚めたのでミルクをあげて寝かしつけしてくれたんだそう。
平日だったのもあり、申し訳なくて必死に謝ったんですが
「寝かしつけがこんなに大変だなんて知らなかった、こっちこそ今までごめん」
と言ってくれて、思わず泣いてしまいました。
夜泣き以外の育児は協力的だった旦那ですが、夜泣きにはほんとに気付いてなかったらしいです。
今は夜泣きに付き合う時間が”子どもとの2人の時間”だと言って、週末の夜泣きを担当してくれてます。
ママ達は旦那さんに変に気を遣わず、自分を追いつめないでほしいし、旦那さんもママを追いつめるようなことは決してしないでほしいなと思います。
寝かしつけに協力してくれるようになっただけでなく
「2人の時間だから」と、ママに気を遣わせない一言が言えるって素敵なパパですね。
家事は後回しでも許してもらう
専業主婦ですが、子どもの夜泣きがひどく昼間は育児以外なるべく体を休めたかったので
「子どもの世話と私の体調優先、家事は後回しだけどごめんなさい!」
と宣言していました。
旦那は夜泣きに気付いてるのか気付いてないのか、全然起きなかったけど起こすつもりもなかったです。
ただその代わり、家のことは多少できなくても大目に見てもらいました。
夜中にできる家事は夜泣きする子をおんぶしてやったり、大人のご飯は手抜きでした。
でも一時期のことだし旦那もだんだん慣れてきて、それまでやったこともない皿洗いや洗濯などやってくれるように!
さらに、自分のことは自分でやってくれるようになったので、子育てと同時に旦那育てもうまくいったな~と自負しています(笑)。
このママみたいに、最初にきっぱり宣言してくれれば、お互いモヤモヤもなさそうだね。
それに家事を完璧に手伝ってとは言わないから、自分のことは自分でやってくれるだけで助かると思うな~。
別室で寝てもらったら気が楽に!
実の父が子煩悩な人だったので、最初は私も旦那に期待してました。
しかし子どもと遊んではくれるけど、世話はすべて私任せで、当然夜泣きなんて無視な旦那・・・。
ある日、協力しないどころか夜泣きに対して「うるさいからなんとかして」なんて言ってきて!
寝不足もイライラも限界にきてたので「じゃあ別の部屋で寝てください」と言ってしまいました。
いそいそ別室へ移動する旦那に、心底腹が立ちましたが、それ以来旦那に気を遣うこともなく、気が楽になりました。
天使な子どもの寝顔を見られないなんて、かわいそうな旦那・・・と、夜泣きが落ち着いた今では優越感に浸っています。
信じられない話ですが、夜泣きに対して文句を言うパパは少なくないようです。
パパへのイライラがピークになる前に、いっそのこと寝室を別にしてしまうのもありですね。
労いの一言に救われた
夜泣きの時にパパと2人で起きてても仕方ないし、授乳する私がやったほうが効率的なので特にお願いもしませんでした。
パパも私が気を遣わないように協力してくれたので、それだけでありがたかったですがやはり寝不足でしんどい時もあって・・・。
そんなことを察してなのかわかりませんが、仕事帰りにスイーツを買ってきて
「お疲れ様」
「今日も子どもをみてくれてありがとう」
と言ってくれた時は、なんだか頑張りを認めてもらえた気がして、肩の力が抜けました。
やっぱり女性って、優しい言葉と甘いものに弱いですよね(笑)。
それからは、「疲れた時はパパに甘えてもいいんだ!」と思えるようになりました。
実際、しんどい時は話を聞いてもらったり、休みの日には外遊びなど連れて行ってくれて、夜寝るように協力してもらってます。
パパ達はママの話を聞いてあげるだけでも違うんじゃないかな、と思います。
パパも仕事が大変で忙しいかもしれないけど、やっぱり思いやりの一言があるだけで違うよね。
僕含め、世のパパ達は気を引き締めないといけないなぁ。
今後の夫婦の為にも、子どもの為にも、お互い思いやりをもって理解し合っていけたらいいよね。
まとめ
- 夜泣きは特に理由もなく夜中に泣きだす、生理的現象
- 夜泣きの原因は明確にはわかっていないが、育て方や接し方のせいではない
- パパが夜泣きに気付かず寝てられるのは、女性とは脳の構造が違うから
- 父親も子育てに積極的に参加することで、子どもとの愛着関係が築け、父性も備わる
- 脳の違いと諦めず、労いの一言や思いやりだけでママ達は救われるかも
子どもの夜泣きは必ず終わりがきます。
辛い時期を夫婦協力して乗り越えたいですね。
産後のママ達に大きな負担となるのが寝不足ですよね。
その原因のひとつに、赤ちゃんの「夜泣き」が挙げられます。