みなさんは子どものお小遣いは、どのようにされていますか?
お小遣いを定期的に、定額であげる代わりにお手伝いは無償で行う家庭や、
お手伝いをしたら、いくらかあげるお駄賃制にしている家庭などがありますね。
お母さんたちの中には、お手伝いでお小遣いをあげるという方法について、
賛否両論あるようです。
まずは、それぞれの意見の詳細を見てみましょう。
目次
お手伝いによるお小遣い制度のいろいろな意見
お手伝いによってお小遣いをあげるのは反対!
この理由としては、
- お金で子供を動かすことになる
- お手伝いは無償、善意でやるもの
- 家族の一員なので家のことはやるのが当たり前
- お金をもらわないとやらないなど親を見下す可能性がある
があるようです。
お手伝いによってお小遣いをあげるのは賛成!
この理由としては、
- お手伝いによってお金を得られるということでお金の大切さが学べる
- 働いてお金をもらうという社会の仕組みが学べる
- 進んで「やろう」という自発的な行動が身に付く
- お金の仕組みについて勉強できる
- お手伝いが習慣づく
- 子供のモチベーションを上げやすい
などがあるようです。
月定額のお小遣い制度のアイデアは?
実はお小遣いを、定期的に子どもにあげるのは日本だけだそうです。
2018年の小学館「小学1年生」の調査によると
定期的にお小遣いを渡しているかという質問では
14.1%のお母さんが「渡している」と答えました。
ただお小遣いを渡すだけでなく、工夫をすることによって
子どもにお金について学ばせることができるでしょう。
お小遣いをあげるときのルールは明確にする
何をご家庭で買ってあげて、何をお小遣いで買うものかを明確にしましょう。
洋服や日用品などはご両親が買うことが多いですね。
その中で、子ども自身が必要なものや不要なもの、
使わなければならないもの、貯金するものなど考えられるようになります。
追加でお小遣いが必要な場合はプレゼンをさせる
定額を毎月あげているのに、まだ足りなくてさらにお金が欲しいとお願いされた場合、
両親へのプレゼンテーションを必須にしてみましょう。
それによって、「本当に必要か」と自分に問いかける練習になったり、
お小遣いを貯金するなどの、他の方法を検討するスキルが磨けます。
そして、社会に出たときのプレゼンテーション能力も身につくので、効果はあります。
お手伝いによるお小遣い制度のアイデアは?
日本生協連の調査によると20代から50代の主婦1000人にお手伝いに対して
お小遣いをあげているかという質問では、19.1%が「あげている」と回答しました。
お手伝いを通して得られるお小遣いにも、様々な事を学ぶ機会があります。
おうちの事をビジネスとして捉える
決まったお小遣いを渡す事がないので、お金が欲しかったら自分でお手伝いを
見つけて仕事として稼ぐことにします。
つまり、おうちでの問題を発見し、自分が働いて解決する。
そして、そこにお金が発生することになります。
それによって何が今おうちの中で必要か、などを自分で考える自発的な行動が身につき、
社会に出てからも役に立つようです。
おうちの中の仕事についてプライスリストを作る
一律の金額で提示をすることも良いアイデアですが、
それぞれのプライスリストを作るのも良いです
その中で何が一番優先順位が高いか、またどの報酬が一番高くて、
早く稼げるかなどがわかるようになります。
また、同じ仕事を1週間毎日行ったら報酬をあげるというのも方法の一つです。
これによって子どもの忍耐力も同時に身につけることができます。
子どもを社会に出る前に自立させることが家庭における教育の目標になるでしょう。
お金を渡すのではなくポイント制にして月額まとめてあげる
簡単なお手伝いのポイント表を作って毎日やること、週1回やることという項目を作ります。
また、不定期でこれをやってくれたら嬉しいという項目を作り、
それができたら、ポイント加算します。
毎日できたら2ポイント、週1回定期的にできたら3ポイントなどとして、
月末に1ポイント10円で支払います。
最後に、お手伝いをしてもらったときは、きちんと「助かった、ありがとう」という
言葉を子どもに伝えると、
お手伝いは単にお金のためではないと理解してもらえるようです。
うちの子はまだ小さいからお手伝いというよりは、何をするか学ぶ時期だけど、 知っておくといいかも。
まとめ
- お手伝いによるお小遣い制度は賛否両論
- 賛成派はお金による仕事の仕組みを学ぶのに良い
- 反対派はお手伝いは無償でやる家の仕事
- 定額お小遣い制のアイデアはお小遣いで買うものを明確にする、お小遣い帳をきちんとつける
- お手伝いによるお小遣い制度はお手伝いをビジネスと捉える、仕事をポイント制にする
- お手伝いしてもらったときは、感謝の言葉をきちんと伝える
いろんな方法を試して一番その子に合ったお小遣いのあげ方を見つけるのがいいわね。
なるほど、いろいろな意見があるものね。
どちらが正しいということではないけれど、
それぞれどんなアイデアがあるかみてみたいわ。