子育て真っ盛りのママ、パパにとって、できれば子育てで後悔はしたくないですよね?
「私、失敗しないので」と言いたいけれど、子ども年齢と親年齢は同じ。
初めての子どもが0歳だったら、母親年齢、父親年齢も0歳。
取り返しのつかないことになったらどうしよう、なんて不安でいっぱいなのは当たり前です。
ここでは、私自身の体験や友人、知人からリサーチした「子育てで後悔したポイント、トップ10」をご紹介!
これを知ることで、あなたが同じ失敗をするのを、少しでも減らすことができればうれしいです。
目次
子育てあるある後悔トップ10
厚労省の調査によると、子育てに後悔したことがある人は7割もいるそうです。
子育て家庭のママパパは、みんな毎日悩みながら子育てしてるんですね!
それではさっそくママ、パパたちの感じた後悔をご紹介します。
- 感情的に叱ってしまった
- あまり褒めてやらなかった
- 厳しく叱りすぎた
- 期待を押し付けすぎた
- 習い事や塾などに行かせすぎた
- 子どものことに口を出しすぎた
- 勉強させておくべきだった
- もっと生活面でしつけをしておくべきだった
- 甘やかしすぎた
- いろんな体験をさせておくべきだった
いろんな後悔がありますね!
子どもの頃もっと勉強しとけばよかったー、なんていう自分自身の後悔を子どもにはさせたくないと思うから、つい理想を追いかけ、期待を押し付けてしまうんですよね・・・。
この10個の後悔について、先輩ママの意見を少し詳しく見ていきましょう。
①感情的に叱ってしまった
フルタイムの仕事もしていたのでいつも時間に追われていてイライラしていました。
その時の自分は、子どもが悪い、と思って叱っていたつもりけど、今になって考えてみると、感情をぶつけていただけかも。
後からすごく落ち込みました。
私自身がうまくいかないことが重なっていてちょっとイライラしていた時に、自分でもびっくりするような大きな声を出してしまいました。
すごい激しい怒り方だったのに、子どもは大きな声で泣くでもなく、悲しそうな顔で私の顔をじっと見つめて涙をこらえていました。
もう少しで手をあげそうになっていたのですが、その顔にはっと我に返って「ごめんね、ごめんね」と抱きしめました。
②あまり褒めてやらなかった
初めての育児だったし、仕事や食事の準備、当時は夫の両親との同居もあって気持の余裕がなかったころ。
ちょっと手を止めて「すごいねー」と言ってやるだけでも子どもは満足したのに。
「後でね」と言っていつも後回しにしてしまった。
③厳しく叱りすぎた
子どもはすぐふざけるので、「ふざけないの!バカじゃないの!?」と言ってまた叱る、の繰り返し。
でも今考えると、子どもには伝わってなかったかも。
泣きながら眠ってしまった子どもの寝顔を見ると、そこまで言わなくてもよかったかなーと私も後悔。
でも、また気付けば次の日も同じこと言っちゃうの繰り返しでした。
でも最近、自分自身が少しメンタルをやられて気付いたことがあります。
人は悪いところを指摘されるだけじゃ伸びないですよね。
第一、悪いところを指摘するだけの相手は信じられません。
今は、悪い行動に対しては叱って、でも子どもの人格は否定しないように気をつけていますが、子どもの小さかった頃に戻ってやり直したいです。
④期待を押し付けすぎた
小さいころは、素直でなんでも言うことを聞くいい子だったので、ついつい私の理想を押し付けてしまってたのかも。
私たち夫婦も、両方の両親もみんなの愛と関心を一心に背負って生まれてきたうちの子でした。
保育参観や運動会などのイベントでも親戚一同の盛り上がりはすごかったです。
でも小学校、中学校とあがるにつれ、勉強の方はあまり得意ではないことがはっきりしてくると、周りの対応も微妙に…。
子どもの方もその雰囲気をわかっていて「どうせ俺なんか」ということを度々口にするようになりました。
⑤習い事や勉強などさせすぎた
ネットの口コミやSNS、ママ友の情報で、いいと聞いたものはなんでも試してみました。
いろんなことにチャレンジしてほしくて。
たぶんほとんど遊ぶ暇はなかったと思います。
小学校の低学年のうちは言う事を聞いて大人しく通っていましたが、3、4年生になるにつれて先生からの連絡でサボっていることがわかったり、行く行かないで喧嘩になったりするようになってきました。
今は夫の意見もあり、半分くらいに減らしています。
イライラも減って落ち着いてきたように思います。
燃え尽きたのか、毎日がなんだかつまらなそう。
部活なども勧めてみたのですが、時間のムダだと言うし、友だちと遊ぶこともほとんどありません。
友だちと遊ぶ楽しさとかを知らないまま大きくなってしまったのかもしれません。
自分の子どもがそうなるのは避けたいところだね。
⑥口を出しすぎた
自分が着る服も「決めてー」と言ってきます。
外食に行っても「これが食べたい」と言うようなこともなく、黙って私が選ぶのを待っています。
このままでは進路や就職の時にも私に聞いてくるのではないかと心配です。
私は仕切やのタイプで、ついその場を仕切ってしまいます。
私があれこれと口を出しすぎたせいでしょうか?
⑦もっと勉強させておけばよかった
大きくなってからでは習慣は身に付きません。
今から考えると、思い切り遊ぶというより、けじめなくダラダラしていただけだったみたいです。
遊ぶにしても集中力がなく、一つのことをしても、飽きてすぐ放り出してしまいます。
勉強は知識を増やすためだけのものではなく、忍耐を鍛えるためのもの、と聞いたことがあります。
ダラダラと遊ばせるより少しの時間でも、集中して勉強させた方が結果的によかったかも。
いっぱい遊ばせたいって気持もあるし…
⑧生活面をもっとしつけるべきだった
もう高校生なのに自分の部屋の片づけもまったくしません。
注意すると本人も嫌がるので、少し遠慮していたが、今となってはしつこく言っておけばよかったと後悔。
挨拶や食事のマナーなどは他人は注意してくれないし、年齢があがるにつれて本人が自然に学ぶということはありません。
⑨甘やかしすぎた
食事も嫌いなものは絶対に食べないし、逆に食べたいものは食べたい分だけ食べたい時に食べています。
食べたら食べっぱなしで片づけることもしません。
怒るとキレます。
私が甘やかしたせいだと思うのですが、この先もこの子がこのままなのかと思うと落ち込みます。
その時の私は、こんなことが先生や周りのママ達に知られたら悪いレッテルを貼られるんじゃないか?と心配で。
子どもを叱ることもせず、私がその子に謝ったり、お菓子をあげたりして尻ぬぐい?していました。
今考えると、子どもの気持を聞くとか、ちゃんと注意するとか、相手の気持を考えさせるとか、先生に相談するとかして、ちゃんと子どもと向き合えばよかったです。
⑩もっといろんな体験をさせておけばよかった
幼稚園の遠足でみんなで公園でお弁当を食べようってなった時、こんな汚いところじゃご飯食べない、帰りたいって泣き出してしまって、私の方がショックでした。
「お友達もいるし、お外でお弁当食べるのおいしいよー」といくら言ってもダメ。
体験の幅を広げること大事です。
子どもだから面白半分に言ってしまうというのもあると思いますが、やさしい気持がないのかと思うと悲しかったです。
いろんな人との触れ合いが足りなかったのでしょうか。
幸子も悩み、あるの?
後悔した時の対応
後悔のきっかけ
ここまで、「子育てにあるある後悔トップ10」をご紹介してきましたが、いかがでしょうか?
実は、このような後悔は、子どもが大きくなってから
- 「熱中できるものがない」
- 「引きこもり」
- 「決まった職につかない」
というようなわが子を見て、どうしてこうなっちゃったんだろう?という原因探しをしてしまう時に起こることが多いようです。
「熱中できるものがない」というのは、今のお子さんの毎日が充実していないように見えている、ということなのかもしれません。
親としては、子どもにイキイキとして充実した毎日を送ってほしいと願うもの。
たとえ余計なお世話と思われようと、子の幸せを願う気持は変わりませんよね?
また、「引きこもり」や「決まった職につかない」時に後悔するというのも、充実した毎日を送ってほしいという願いから来る心配でしょう。
それに加えて、引きこもりや就職の問題では、経済的な心配や社会的な価値感などの現実的な問題も絡んできます。
心配したり、過去を振り返ってしまう気持、すごくわかります。
とはいえ、親としては子育てに後悔して自信を失っている場合ではありません。
厳しいようですが、後悔して落ち込んでいる間にも、子どもの毎日は続いていて、待ったはないからです。
たいていの子どもは、親に愛されたいと思っています。
ストレートに甘えてくる子もいれば、すねて気をひくために問題行動を起こす子もいます。
子ども自身、ストレスを知らず知らずにため込んで爆発してしまうこともあれば、最悪の場合、精神を病んでしまうこともあります。
子どもの理解者に一番なれるのは、親です。
もし今後悔していることがあるなら、軌道修正は早いほど回復もスムーズですよ。
では、後悔した時にはどんな対応をしたらいいのでしょうか?
後悔した時の対応~もし今後悔しているなら~
失敗に気付いたら謝る
子どもには、「悪いことをしたら謝りなさい」と教えていると思います。
これは親であっても同じこと。私たちは親になる教育を受けたわけではありません。
誰もが手探りで、失敗しながら成長していくんです。
それは子どもが生まれたばかりの新生児から首が座り、一人座りができるようになり、歩けるようになり、しゃべれるようになり・・・という過程と同じです。
あなたもあなたの問題を抱えながら、一生懸命子どもに向き合い、毎日を送っていたのだと思います。
それでも、起こしてしまった失敗。
まずは謝りましょう。
それが、たとえ取り返しがつかない、と思われるようなことであっても。
謝るという行為は、自分自身がその非を認め、受け入れるということであり、結果的には自分自身がラクになることでもあります。
後悔しているならやり方を見直す
自分の感情面が整ったら、次にこれまでのやり方を見直しましょう。
見栄や意地をできるだけ手放し、最善だと思ったやり方をやってみましょう。
改善策が思いつかない場合は、家族や友だち、幼稚園や学校の先生に相談してみましょう。
地域の公的機関にも保健センター、児童相談所、子育て支援センターやこどもホットラインなどで相談できますよ。
一人で悩まないでくださいね。
自分のイライラする感情とうまく付き合う
子どもに爆発してしまったり、感情的に怒ってしまったりというのは、そもそもイライラした感情を持て余していることがほとんど。
生きていれば、すべてが自分の思い通りになることなんかありません。
「そんなことはわかっていても、でも、もう限界・・・。」
そんなイライラとうまく付き合っていけたらいいですね。
自分のストレス解消法をもっている人はいいですが、そんなのないよ、という方には、先輩ママからのこんなストレス解消のアドバイスがありますよ。
- とにかく人に話す(自分の母親、ママ友、子育て支援センターなどの公的機関など)
- 家族にわけを話して協力してもらい、少しの間でもいいので自分ひとりの時間を作る。(一人で近所をドライブするだけでも)
- 夫に「とにかく聞いて」と、今の気持や助けてほしいことを素直に甘える。ハグしてもらう
- 日ごろから、子どもを気軽に預けられる先をいくつか作っておく
- 自分だけのために、好きなことにお金を使ってみる(服や趣味、食べ物など)
- 思い切り泣く。思い切り笑う。絶叫マシーンに乗ったりして思い切り大声を出す
子どもは子どもの人格をもっていることを意識する
子どもは子ども、自分は自分で別な人生です。
あなたが後悔していることは、確かに今のあなたを苦しめているかもしれません。
でも、あなたの子どもの頃を思い出してください。
あなたのお母さんだって、完璧な親ではなかったはず。
子どもは、「親」という一番身近な自分の外の世界と関わりながら、時には悲しいことや嫌な思いもしながら、少しずつ人とのかかわり方を学んでいくのです。
そう考えれば、あなたの犯した失敗も、子どもにとっては大事な経験の一つになると思いませんか?
そのためにも、あなたが誤りだと気付いたことは謝り、間違っていたことは少しずつでもいいので、改善しましょう。
そうすることで、子どもは失敗してもやり直しはきくんだ、ということを学びます。
子どもはいろんなできごとから一つ一つ、学んでいくものなのです。
親も一緒です。
まとめ
①感情的に叱ってしまった
②あまり褒めてやらなかった
③厳しく叱りすぎた
④期待を押し付けすぎた
⑤習い事や塾などに行かせすぎた
⑥子どものことに口を出しすぎた
⑦勉強させておくべきだった
⑧もっと生活面でしつけをしておくべきだった
⑨甘やかしすぎた
⑩いろんな体験をさせておくべきだった
こうやって見てみると、厳しすぎという後悔と甘やかしすぎという後悔、習い事をさせすぎという後悔と勉強させておくべきだったという後悔など、両極端な後悔が並んでいますね。
子育てという正解がない家事の中で、迷いながら悩みながら、子どものためにと必死に毎日子育てをしている姿が浮かび上がってきます。
でも、あなたは完璧である必要はないんです。
あなたが完璧でなくても、子どもにとってはただ一人の大事な「ママ」「パパ」です。
辛い時、悲しい時は泣いてもいいんです、夫にあたってもいいんです。
でもマイナスな感情に流されっぱなしになるのではなく、思いっきり感情を出し切ったら、気持を切り替えましょう。
ここで見てきた、後悔トップ10を参考に、これからの子どもとの関わりを見直してみてくださいね。
そして、まだ後悔していない人は、できれば後悔しなくて済むように、こどもとの関わりを見直しつつ、子育て楽しんでください。