赤ちゃんの成長は親にとっては、嬉しいものですよね。
特に首が据わってから歩き始めるまでの間には、寝返りやハイハイなど、歩き始めるまでたくさんの成長があります。
そのたくさんある成長の中でも分かりやすい成長と言えば、ハイハイではないでしょうか?
しかし、そのハイハイについて疑問や心配に思うこともありますよね?
「ハイハイの時期は、いつからなのかな?」
「ハイハイしているのを見ると、テーブルや障害物に当たらないか心配になる」
「ずりばいとハイハイの違いって、なに?」
このように子どもが成長する過程では嬉しいことですが、ちょっとしたことでも心配になってしまいます。
この記事では
- 赤ちゃんの成長過程
- ずりばいって?
- ハイハイって?
- ずりばいとハイハイの違いって?
について紹介します。
赤ちゃんの成長過程
- 寝返り・・・生後4~6か月頃
- ずりばい・・・生後5~7か月頃
- お座り・・・生後5~7か月頃
- ハイハイ・・・生後7~10か月頃
- 歩く・・・生後12か月頃
赤ちゃんの成長過程はこのような順番になっています。
基本の順番はこのようになっていますが、寝返りをしない赤ちゃんもいます。
また、寝返りができなくても、お座りをする子もいます。
ずりばいって?
どんな動作?
- お腹が床についた状態で、腕や足を動かして移動すること
言葉ではイメージしづらいですが、ほふく前進をイメージするとわかりすいです。
注意したいことは?
ずりばいをし始めると、それまでよりも行動範囲が大きくなります。
そのため、この時期に注意したいことがいくつかあります。
- 床に置いてあるもの、落ちているものに注意
- 床についている腕・肘・ひざをケガする恐れ
- 段差、テーブルや棚などの障害物に注意
- 危険な場所への侵入に注意
次に、これらについて詳しく説明します。
- 床に置いてあるもの、落ちているものに注意
ずりばいで行動範囲が増えた赤ちゃんは、初めて見る物に興味津々です。
その興味津々な物を赤ちゃんは、床に置いてある物や落ちている物を触ったり、口に入れたりします。
口に入れるだけならまだ良いのですが、小さな物であれば食べてしまうこともあります。
もし食べてしまったら、呼吸ができなくなる可能性もあり大変危険です。
そのような危険を回避するために、床に物を置かないようにしましょう。
- 床についている腕・肘・ひざをケガする恐れ
ずりばいは最初に説明したように、床に手足やお腹をつけて移動します。
硬い床では、赤ちゃんがずりばいをしているうちにケガをしてしまう可能性があります。
赤ちゃんがケガをしないように、プレイマットを敷いて対策をしましょう。
- テーブルや棚、段差などの障害物に注意
ずりばいをするようになった赤ちゃんの行動範囲は、私たち親が考えているよりも広いです。
そのため、移動しているうちにテーブルや棚、段差などに顔をぶつけてしまいケガをする可能性があります。
赤ちゃんがケガをしないように、コーナーガードを付けるなどして対策をしましょう。
- 危険な場所への侵入に注意
行動範囲が広がった赤ちゃんは、キッチンや階段などの危険な場所に侵入する可能性があります。
危険な場所に侵入しないように、ベビーゲートをつけて対策をしましょう。
ハイハイって?
どんな動作?
- 両手で上半身を支え、四つん這いのような姿勢で移動すること
ずりばいに慣れてくるとハイハイをする予兆と言えます。
注意したいことは?
ずりばいよりも発展したハイハイは、より行動範囲が広がります。
また、移動する速度も速くなるため危険も増えます。
そのため、この時期にも注意したいことがあります。
- 床に置いてあるもの、落ちているものに注意
- 段差、テーブルや棚などの障害物に注意
- 危険な場所への侵入に注意
- 冷蔵庫の扉、棚の引き出しを開けないように注意
ずりばい期の注意したいことと、ほぼ同じですね。
しかし、ずりばい期とは違う点が1つあります。
- 冷蔵庫の扉、棚の引き出しを開けないように注意
ハイハイをするようになると、手足の力が強くなります。
それによって、冷蔵庫の扉や棚の引き出しを開けられるようになります。
冷蔵庫にあるものを食べてしまったり、引き出しのものを食べる危険性があります。
そうならないように、ドアロックやドアストッパーをつけて対策をしましょう。
ずりばいとハイハイの違い
ここまで、ずりばいとハイハイについて紹介しました。
最後に、ずりばいとハイハイの違いを説明します。
- お腹が床についているかどうか
お腹が床についていればずりばい、お腹が床から離れていればハイハイと捉えましょう。
お腹が床から離れていて、ひざが床についていれば完璧なハイハイと言えます。
またハイハイができるようになれば、数か月後には歩くようになります。
まとめ
- 赤ちゃんの成長過程は「寝返り→ずりばい→お座り→ハイハイ→歩く」
- ずりばいとは、お腹が床についた状態で移動すること
- すりばい期は、床に物を置かない、プレイマットを敷くなど赤ちゃんに危険が及ばない対策をする
- ハイハイとは、両手で上半身を支え、四つん這いのような姿勢で移動すること
- ハイハイ期は、冷蔵庫の扉や棚を開けないようにドアロックやドアストッパーで対策をする
- ずりばいとハイハイの違いは、お腹が床についているかどうか
- お腹が床から離れ、ひざが床についていれば完璧なハイハイと言える
「同じ月齢の子はハイハイができているのに、うちの子はまだずりばいだけど遅いのかな?」
と心配になることがありますよね。
赤ちゃんの成長スピードは、一人一人違います。
ずりばいをせずに、いきなりハイハイをする子もいます。
あまりにも遅いということでなければ、あまり心配する必要はありません。
心配な場合は、かかりつけの病院に相談してみましょう。
うちの子も「ずりばいはするけど、ハイハイはしないなあ」
って思ってたら急にハイハイしだしたから、びっくりしたなあ。
これを読めば、ずりばいとハイハイの時期や注意することなどが丸わかりになります!