読み聞かせにはたくさんの効果があり、年齢によって絵本から得られることは様々です。
今回は寝かしつけにぴったりな絵本を年齢別に紹介していきます!
目次
そもそも読み聞かせの意味って?
読み聞かせにはたくさんの効果があります。
今回はそのうちの3つを紹介します。
①感情を豊かにする
本を読むことを通じて子どもは様々なことを疑似体験することができます。
そのような経験を積む中で喜怒哀楽を感じることができます。
そして、多くの人の気持ちに触れることができるので相手の気持ちを想像することができるようになります。
②学力がアップする
絵とともに様々な言葉が耳から入るので、少し難しい単語も効果的に身に着けることができます。
また、読み聞かせてもらっているうちに子供は自ら本を読みたいと感じるようになるので、文字の学習の促進にもなります。
そのうえ、本を読むことが楽しいことであるというイメージを小さいうちからつけておくことは将来子どもが勉強するときの手助けにもなります。
③親子関係が良好になる
子どもに本を読んであげることはまず、スキンシップにつながります。
スキンシップは愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンというホルモンの分泌につながります。
このホルモンは親子間の信頼関係を深めるだけでなく、一歳までの子どもでこのホルモンの分泌が十分だとストレスに強くなる、記憶力を高めるといった効果もあります。
また読み聞かせをすることで、親は自然にどうしたら子どもが喜んでくれるのか考えるようになり、親子間の信頼関係をさらに促進することができます。
年齢別 寝かしつけにおすすめの絵本を紹介
読み聞かせの意味は年齢によって大きく異なります。
年齢別のおすすめの絵本を紹介していきます。
0~1歳の寝かしつけにおすすめの絵本4選
おはなしの内容はわからないかもしれませんが、子供に両親の声を聞かせてあげることは十分に有効です。
また、生まれたばかりのころは十分に目が見えていないので、色遣いがはっきりしている絵本を選ぶのも大切です。
- おやすみ~
赤ちゃんが身の回りのものに「おやすみ~」をつげていく絵本です。
「おやすみ~」という読み聞かせの優しい声に子どもも安心して寝ついてくれます。
- おつきさまこんばんは
静かな夜、満月のお月様にいろいろな相手が「こんばんは」を告げていく絵本です。
語りかけてくれているようなお月様の表情に子どもも読み聞かせている側も心温まること間違いなしです。
絵本の中で繰り返される「こんばんは」が子どもを安らかな眠りの世界に導きます。
- おやすみなさいおつきさま
主人公であるウサギの坊やが部屋のものに「おやすみ」を告げていく「おやすみの儀式」をしていく絵本です。
ウサギの坊やが過ごす緑の部屋の雰囲気がとても素敵で読んでいる側も引き込まれます。
「おやすみの儀式」を子どもが寝ている部屋のものに置き換えてやってみても楽しいかもしれません。
- ねむねむごろん
様々な動物が寝付く様子が心地よい擬態語とともに出てくる絵本です。
動物たちが気持ちよさそうに眠る様子が子どもの眠りを誘います。
夜になったら眠るという生活習慣を身に着けさせるのにも効果的な絵本です。
2~3歳の寝かしつけにおすすめの絵本5選
子どもの好奇心に合わせて本を選んであげることが重要です。
何度も同じ本を読むのはつらいこともあるかもしれませんが、とことん付き合ってあげましょう。
- おやすみ、ロジャー
心理的効果が多用されている、読み聞かせる側も眠くなってしまうほど寝かしつけに効果的な絵本です。
読み方の指示もたくさんされており、どんなふうに読んだら子供を寝かしつけられるのかわからないという方にもおすすめの一冊です。
- ねないこだれだ
お化けが登場するという一見子供に人気がなさそうな絵本ですが、かわいらしいイラストと独特な世界観が子どもをひきつけます。
また、怖いという感情は子どもの感情を豊かにしてくれます。
- よるくま
「よるくま」が男の子と一緒に「よるくま」のお母さんを探す物語です。
子どもが「よるくま」の気持ちに寄り添うことで親の温かみ、安心感を全身で感じることができる絵本です。
- おやすみゴリラくん
夜の動物園、飼育員のおじさんが動物たちに「おやすみ」の声をかけていきますが、ゴリラくんが鍵束をこっそり持ち出して…
読んでいる側も心温まるストーリーです。
やさしさにあふれるストーリーが子どもに安心感を与えます。
- おつきさまのおさんぽ
おつきさまが夜空から降りてきて散歩をするというお話です。
お月様が立ち寄るとどこも明るくなり、夜とは思えない素敵なことが起こっていきます。
お月様と一緒に眠りにつきたくなる、寝かしつけにぴったりの一冊です。
4歳の寝かしつけにおすすめの絵本4選
身の回りのものに対して「なぜ?」「どうして?」と問いかけることが増える時期です。
そんな好奇心に答えてあげられる本を選ぶことが重要です。
また、幼稚園の年少、年中の時期なので、思いやりの大切さを感じられる絵本を読んであげるのも効果的です。
- パパ、お月さまとって!
『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールによる一冊で、たくさんの斬新な仕掛けが施された絵本です。
娘にお月様を取ってほしいとお願いされた父親がお月様を取りに行く物語です。
読んでいる側もびっくりな展開が好評です。
- そらまめくんのベッド
初めは誰にもベッドを貸してあげなかったそらまめくんがベッドをなくしたことをきっかけに思いやりの心を学んでいく物語です。
友達の大切さを学べるとともに、たくさんの種類の豆が出てくるので一緒に料理をするのも楽しくなります。
- おやすみ、かけす
小さな男の子が動物や虫、風のせせらぎに耳を傾け、心を通わせ、おやすみなさいを告げていきます。
絵本全体に優しい雰囲気が満ちていて、静かに眠りの世界に導いてくれます。
- ねむい ねむい おはなし
「ねむい ねむい」が絵本全体で多用されています。
少し暗い雰囲気の挿絵も相まって、読んでいると自然と眠くなっていくような絵本です。
まとめ
- 読み聞かせは子どもの能力を引き出すのに効果的です!
- 0~1歳におすすめの絵本は『おやすみ~』『おつきさまこんばんは』『おやすみなさいおつきさま』『ねむねむごろん』
- 2~3歳におすすめの絵本は『おやすみ、ロジャー』『ねないこだれだ』『よるくま』『おやすみゴリラくん』『おつきさまのおさんぽ』
- 4歳におすすめの絵本は『そらまめくんのベッド』『おやすみ、かけす』『ねむい ねむい おはなし』
でも、実際始めると何を読んだらいいか分からない・・・そんな経験はありませんか?