「ローレル指数」
子育て世代のママ・パパが幼稚園や保育園、小学生の頃に聞いたことはありませんか?
「聞いたことはあるけれど、ちゃんとした意味は知らない」
「BMIなら分かるけれど・・・」
という人も多いですよね?
私もそうでした。
そこで、今回は
- 「ローレル指数とは?」
- 「ローレル指数の計算式」
について紹介していきます。
ローレル指数とは?
ローレル指数の意味って?
そもそもローレル指数とは
- 子どもの肥満度(成長度合い)の目安の数値
- 標準体重を求める方法の1つ
- 栄養状態、発育状態の指標
とされていますが、どれも意味が似ていると思いませんか?
実はローレル指数には、ハッキリとした定義や意味がないんです。
そのため、日本医師会や辞典などによって意味が少し違います。
それに男女での違いについては、考慮されていません。
一方で、ローレル指数の大人版となるBMI。
これはよく聞きますよね。
このBMIは国際的に用いられていて、体格指標として重要視されています。
それと比べるとローレル指数はやんわりとした指標と捉えるのが良いでしょう。
ローレル指数の判定基準は以下の通りです。
ローレル指数 | 判定 |
100未満 | やせすぎ |
100~115未満 | やせぎみ |
115~145未満 | 普通 |
145~160未満 | 太りぎみ |
160以上 | 太りすぎ |
つまり、6歳~17歳頃まではローレル指数の「115~145未満」までの範囲に入っていると成長度合いとして「普通」ということです。
ローレル指数の対象年齢の時期はまだ成長段階なので、あまり気にしすぎないようにしましょう。
心配な場合は、かかりつけの病院に相談しましょう。
ローレル指数の計算式って?
ローレル指数と聞くと、「ローレル指数って、どうやって出すの?」
と疑問に思いますよね?
計算式は、2通りあります。
- 体重(kg)÷ 身長(cm)3×107
- 体重(kg)÷ { 身長(cm)× 身長(cm)× 身長(cm)}×10000000
①、②どちらの計算式でもローレル指数が出せます。
計算をするときは体重はkg、身長はcmにすることに気を付けてください。
カウプ指数とは?
カウプ指数の意味って?
ローレル指数と似ている指標として「カウプ指数」というものがあります。
このカウプ指数は
- 対象年齢は満3か月から5歳までの乳児・幼児
- 肥満度(成長度合い)の目安の数値
- 年齢によって標準の指数が違う
と定義されています。
【満3か月】
カウプ指数 | 判定 |
14.5未満 | やせすぎ |
14.5~16未満 | やせぎみ |
16~18未満 | 標準 |
18~20未満 | 太りぎみ |
20以上 | 太りすぎ |
【満1歳】
指数 | 判定 |
14.5未満 | やせすぎ |
14.5~15.5未満 | やせぎみ |
15.5~17.5未満 | 標準 |
17.5~19.5未満 | 太りぎみ |
19.5以上 | 太りすぎ |
【満2歳】
指数 | 判定 |
13.5未満 | やせすぎ |
13.5~15未満 | やせぎみ |
15~17未満 | 標準 |
17~18.5未満 | 太りぎみ |
18.5以上 | 太りすぎ |
【満3歳】
指数 | 判定 |
13.5未満 | やせすぎ |
13.5~14.5未満 | やせぎみ |
14.5~16.5未満 | 標準 |
16.5~18未満 | 太りぎみ |
18以上 | 太りすぎ |
【満4歳】
指数 | 判定 |
13未満 | やせすぎ |
13~14.5未満 | やせぎみ |
14.5~16.5未満 | 標準 |
16.5~18未満 | 太りぎみ |
18以上 | 太りすぎ |
【満5歳】
指数 | 判定 |
13未満 | やせすぎ |
13~14.5未満 | やせぎみ |
14.5~16.5未満 | 標準 |
16.5~18.5未満 | 太りぎみ |
18.5以上 | 太りすぎ |
年齢ごとの指数と判定はこのようになっています。
このカウプ指数もローレル指数と同じで、この数値が絶対ということではありません。
あまり気にしすぎないようにしましょう。
心配な場合は、産院やかかりつけの病院に相談しましょう。
カウプ指数の計算式って?
では、「カウプ指数ってどうやって出すの?」
と疑問に思いますよね?
計算式は、2通りあります。
- 体重(kg)÷ 身長(cm)2×104
- 体重(kg)÷ { 身長(cm)× 身長(cm)}×10000
①、②どちらの計算式でもカウプ指数が出せます。
計算をするときは体重はkg、身長はcmにすることに気を付けてください。
まとめ
- ローレル指数は肥満度(成長度合い)の目安の指標
- ローレル指数の対象年齢は6~17歳頃まで
- ローレル指数が「115~145未満」なら「普通」
- ローレル指数の計算式は体重(kg)÷ 身長(cm)3×107
- カウプ指数は肥満度(成長度合い)の目安の指標
- カウプ指数の対象年齢は満3か月から5歳まで
- カウプ指数は年齢によって標準の指数が違う
- カウプ指数の計算式は体重(kg)÷ 身長(cm)2×104
- ローレル指数もカウプ指数も体重はkg、身長はcmに直すこと
- ローレル指数もカウプ指数も標準から外れても気にしすぎない
- 標準から外れていて心配な場合は産院やかかりつけの病院に相談
ローレル指数とカウプ指数がどんな指数なのか、計算式はどうやるのかについて紹介してきました。
実際に計算式に当てはめ、その結果が標準から外れてしまうと気になってしまいます。
特に子育てに慣れない間は気を張っているので、不安になりがちですよね。
もともと小さく生まれた子や大きく生まれた子、その子一人一人で違って当たり前です。
あまり気にせず、心配なときはかかりつけの病院に相談しましょう。
あなたの子育てが楽しいものになりますように。
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