赤ちゃんが2ヶ月になる頃は産後の生活にも慣れ、赤ちゃんがご機嫌な時間も増えてとても可愛い時期ですよね。
しかしこの頃の悩みとして
「昼間よく寝てしまい、夜の寝つきが悪くなった」
「夜中に泣くわけでもなく起きることがある」
など、赤ちゃんの生活が昼夜逆転していると心配になるママが多いようです。
生活リズムが整わないと赤ちゃんにどういった影響があるのでしょうか?
そして切実な問題としてママの寝不足が挙げられますよね。
大人が寝たい時に赤ちゃんが寝てくれないと、寝不足が続き体調不良やイライラの原因になる事もあります。
そこで今回は赤ちゃんのねんねについて、特に
- 赤ちゃんの昼夜逆転
- 生活リズムの整え方
について解説していきます。
目次
赤ちゃんの昼夜逆転はなぜ起こる?
昼夜逆転の原因は?
ママが赤ちゃんの昼夜逆転について悩む時期は、生後2~3ヶ月頃が多いようです。
この頃は1回の授乳・ミルク量が増え、続けて起きていられる時間が3時間前後と長くなり、まとまって眠れるようになる子も。
短時間で寝て起きてを繰り返していた新生児期に比べると、急激にねんねのリズムが変化する時期です。
しかし、昼と夜の区別がつくようになるのはもう少し先。
体内時計はまだ未熟な為、続けて起きているのが夜になったり、まとめて寝るのが昼間だったり・・・
という大人とは真逆の生活リズムになってしまい、ママからすると昼夜逆転していると感じるようです。
2~3ヶ月頃の昼夜逆転の原因は、体内時計がまだ定まっていない為。
日中の過ごし方のせいじゃないとわかって、ちょっと安心ですね。
昼と夜の区別がつくようになるのはいつ?
生後4か月過ぎから徐々に昼と夜がわかるようになり、6ヶ月頃には区別がつくと言われています。
昼夜の区別がつく6ヶ月を過ぎても昼夜逆転が続く場合は、改善策を試してみるといいようです。
「昼夜逆転」と「夜泣き」の違いは?
6ヶ月頃から夜泣きが始まる赤ちゃんもいますよね。
「昼夜逆転と夜泣き、うちの子はどっち?」
と困ってしまうママやパパもいると思います。
夜泣きは、夜中に理由もなく泣き続けて寝ない事。
一方で昼夜逆転の赤ちゃんは、夜泣く子もいれば泣かないで起きている子もいます。
昼夜逆転か夜泣きか、赤ちゃんの様子で判別するのは難しいかもしれません。
夜泣きの原因ははっきりわかっていない、と以前の記事でもご紹介しました。
しかし、昼夜逆転も夜泣きも”体内時計が整っていない事”が理由のひとつと言われているので、大人が出来る対処法に変わりはないと言えそうです。
もし赤ちゃんに理由を聞く事が出来たら
「”昼夜逆転”と”夜泣き”はまったく別物だよ」
なんて言われるかもしれませんが、同じような対応をしてみるしかない、という事ですね。
昼夜逆転による影響は?
「赤ちゃんのうちから生活リズムを整えましょう」
「睡眠不足は発達に影響が出る場合もあります」
などと健診で言われたり育児書に書いてあり、ねんねについて悩みを抱えるママは少なくないですよね。
しかし、発達や成長過程に影響が出るのは
- 長期間の生活リズムの乱れ
- 慢性的な睡眠不足
- 睡眠不足により、日中の活動に影響が出ている
といった場合であり、赤ちゃんのうちならまず心配はいりません。
数ヶ月ママのお腹の中にいて、急に外の世界へ生まれてきた赤ちゃんは、生まれてしばらくは昼も夜も関係なくて当然です。
少しずつ焦らずに、このあと紹介する生活リズムの整え方を試しながらパパ・ママとの生活に慣れてもらいましょう。
【月齢別】生活リズムの整え方
生後2~3ヶ月
この頃の赤ちゃんの昼夜逆転は、心配しすぎる事はありません。
それでも徐々に、昼と夜がある事をわかってもらえるように
- 朝はカーテンを開けて朝日を浴びる
- 夜は部屋を暗く静かにする
など、生活にメリハリを持たせるように意識してみましょう。
生後3~6ヶ月
3ヶ月を過ぎると昼と夜が徐々にわかり始め、昼夜逆転が自然に落ち着く子も多いようです。
6ヶ月頃には起きている時間が長くなり、朝寝・昼寝をまとめてして夜は5~6時間続けて寝てくれる事も。
この頃は、睡眠を促す”メラトニン”と、体内時計をリセットする”セロトニン”というホルモンの分泌が始まると言われています。
生活リズムを整えるチャンスなので
- 起きる時間、寝る時間を意識する
- 散歩など日中の活動を増やす
- 夜寝る前だけ腹持ちの良いミルクにする
など、取り入れてみましょう。
セロトニンは心を穏やかにする効果もあり、”幸せホルモン”とも言われています。
朝の日光を浴びる事で活性化するので、引き続き生活にメリハリをもたせたいですね。
なかなか寝付けない子、昼寝の長い子など、ねんねについて個人差が出てくる時期でもあります。
毎日完璧にしようとせず、うまくいかなかった日も落ち込まない事がポイントです♪
生後7ヶ月~1歳
この頃になると、昼夜逆転よりも夜泣きに悩まされるママが多いかもしれません。
夜泣きに付き合った分、昼間は体を休めたいのが本音です。
職場復帰するというママ達は「夜まとめて寝るようになって欲しい」と、切実に思いますよね。
この時期のポイントとしては
- 朝起きる時間だけでも意識する
- 起きれなくてもカーテンだけは開けて日光を浴びる
- 昼寝は部屋を明るくして寝かせる
- 夜寝る前のルーティーンを決める
そしてなにより一番のポイントは、家事は手を抜いたり周りを頼ってストレスを溜めない事です。
夜泣きについては「絶対にこれが効く」といった、対処法がわからないのも辛い所ですよね。
「昨日は寝てくれたのに、今日は泣き止まない!」という事もあると思います。
さらに寝不足が続けば、ママも人間ですから焦ったりイライラしてしまいますよね。
赤ちゃんはママの気持ちに敏感で、様々な感情を感じ取ると言われています。
生活リズムはもちろん大切ですが、”昼夜逆転も夜泣きも必ず終わりがくる”と、ママがゆったり構える事も大切です。
もし赤ちゃんが寝なくてもご機嫌にしているなら、少しくらいそっとしておいて大丈夫。
赤ちゃんの安全を確保した上で、そのうちにママは体を休めたりして下さいね。
まとめ
赤ちゃんのねんねについて、特に昼夜逆転について解説しました。
- 赤ちゃんの昼夜逆転が起こる原因は、体内時計が未熟なため
- 昼夜逆転は、生後3ヶ月を過ぎると自然と落ち着く子もいる
- 昼と夜の区別がつくのは、生後6ヶ月頃
- 6ヶ月を過ぎても昼夜逆転していると心配な場合は、生活リズムを整えるよう意識する
- 睡眠リズムは個人差が大きいので、ママは無理をせずゆったり構えるのがポイント
赤ちゃんの時期はほんの1年ちょっと。
さらには個人差が大きい時期ですから、少しくらい寝なくてもなかなか生活リズムが出来なくても焦らなくて大丈夫です。
まだまだ育児は始まったばかり。
頑張りすぎず、子どもの成長や個性を楽しみたいですね。
睡眠に関しては個人差が大きく、赤ちゃんのペースに合わせてあげたいとも思いますが
”赤ちゃんのうちから生活リズムを整えましょう”と言われると焦ってしまいますよね。